真実の愛を届けますッッ!!


そう言った俺の言葉にさっきまで真っ赤だった顔が今度は怒りに満ちた赤いを通りこした顔になっている。


あぁ~~~。
美人な顔が台なしだな。


俺の前に立ってる女は普通よりは美人な方の女。


まぁ、そんな顔をさせたのは俺なんだけど。笑


でも仕方ねぇじゃん?
マジでこいつが誰かしらないし……。


俺、素直だからさ………
思ったこといっちゃうんだよね………。
まぁ、自覚はしてるけど治さないけどな。


「………ひ、ひどいよッッ!こんなに好きなのに」


女が叫んだせいでさっきまでざわついていた教室がし~んとなった。


みんな、こっちを注目してるし……。



なんかこの状況、俺が悪いように見えねぇ?


はぁーーー。めんどくせぇからさっさと終わらせよ……。


「別にひどくなくね?お前が勝手に俺を好きになっただけだろ?」



「じゃあ今から付き合ってよッッ!!」


は…………?







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