極上シークレット
「な、何よ、ムキになっちゃって・・・」
「ウルサイッ!!誰でもイイとか、旬だとかっ、そんな気持ちでイブキに近づくんじゃないわよっ!!」
イタイ。
自分が言われたワケじゃないのに。
イタくて、悔しくて、腹が立つ。
こんな女に、利用されるだけの対象でみられているだけでもムカツク。
なのに・・・
これが自分が愛してた相手から言われた言葉なら尚更
・・・キツイよね。
こんな思い二度とイブキにして欲しくナイ。
「大体、アンタごときに引っかかるヤツなんてウチのメンバーにいないんだからね!浅はか極まりねぇ、バカオンナッ!!」
ワナワナ震えるだけしかできないマリンを睨みつけ、アタシは部屋を出た。