極上シークレット

「な、何でイブキがソレ知ってんの!?」


「たまたま通りかかった時に、俺の名前が聞こえたから。」


「聞こえたから何なのよ!?覗き!?サイテー!」





喚いているのは、動揺してるから。





聞かせたくないヤツにバッチリ聞かれてたなんて。













「コイツ、俺の元カノの話知ってっから・・・熱くなったんだろ。あ、ついでにアイツ、シーズンのメンバー誰でもヨカッタとも言ってたな。」



「「「「・・・はぁ。」」」」



「それをコイツ、ウチのメンバーでアンタごときに引っかかるやつなんざいねぇって怒鳴りつけて・・・。あン時の、マリンの顔は見物だったな。」







ぷぷっと笑うイブキ。







「「ハルちゃんっ、イイ子~!俺等のために喧嘩してくれたんだねー!」」


「・・・・・」






感激して叫ぶ二人、と、叫ばないシロ君の三人が抱きついてくる。
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