極上シークレット

ちらっと兄ぃを伺う。



兄ぃは深い溜息を吐いた。







「仕事においてはそんな理由があったにしても喧嘩したことは許さん。・・・・けど」









そう言った兄ぃは三人を蹴散らかしてぎゅううっとアタシを抱き潰した。






「ぎゃあああ。」




「ヒトの為に喧嘩すっとか、兄ちゃん感激だぞ。マヂで自慢の妹!」


「わか、分かったからっ放してぇーっっ!」








顔っ、顔が熱くなるからっ。







ようやく解放されて息吐くアタシ。






心臓が持たん・・・
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