極上シークレット

兄ぃはニヤニヤ笑っている。


「俺様をナメンナ。オマエは16になったらゼッテェ免許取るって言いだすと思ってた。・・・まぁ、親に知れたら俺までカンドーされそーだけど。」


うわー。さすが兄貴様。何でもお見通し?



そうなの。


十六になったら絶対バイクの免許取るって決めてたんだ。

でも幾ら頑張ってバイトしても免許とバイクを同時に手に入れるのはムリだろうなって諦めてて。




これって一攫千金の大チャンス!?



どーしよ。

アイドルなんて関わりたくないケド。

いっそ全滅しろって思ってるけど。




けど。




バイク・・・・







「やる。」

「そうこなくっちゃな。」








お兄たま、アタシの操縦を心得てますネ・・・・。
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