極上シークレット
「誕生日おめでとう、立夏。」
皮のライダースーツを、ハリウッド女優並みにバシッと着こなしたナイスバディーの美女が、赤い唇をニッと釣り上げた。
「・・・・・・・・トーコ・・・・」
そ!
「コレがアタシからのプレゼント♪」
もともとベタベタしたカップルじゃなかったけどさ、兄ぃがアイドルなんかになってめっきり会う時間も減って・・・
今日だって、オフ取るのはムリで会うのも諦めてたんだろうけどさ。
会いたくないわけないじゃん。
ソレでトーコさんにムリ言って、バイクで駆けつけてもらっちゃった。