極上シークレット
「まるで反省ナシかよ。ムカツク度に手ェだすんじゃねーつーの、凶暴オンナ。」
ぅぅ・・・それについては言い訳のしようがない。
落ちた髪の隙間から色素の薄い茶色の瞳に睨まれる。
「で?・・・俺だけ知らねぇってコトは、また俺絡みかよ?」
イブキ鋭い。
てか、ヨカッタ・・・
まだ全部ばらされたわけじゃないんだ。
「いやぁ・・・まさかぁ」
「嘘吐くとお仕置きすんぞ。」
「嘘なんて吐いてないし!!」
イブキがくっと目を細める。
「ってか・・・マヂで。俺の所為で怪我するとか、アリエネェから。」
呟くような声。
切なそうな表情に、ドキンとした。