極上シークレット
神社はスゴクちっこかったけど、これでもかってほど屋台が軒を連ねていて、どこから湧いたのかと言う程の人がひしめき合っていた。
こうなると、殆ど周りの人のコトなんか気にしてなくて、バレちゃマズイなんて心配もなし。
アタシとイブキはコドモ並みにハシャイで夜店を堪能した。
何かな、アタシとイブキってやっぱ馬が合う・・・ノリが近いってのか。
だからタノシイ。
射的で競って喧嘩になった分際で言いたかないケド。
祭に満足して出てきたトコロで、鳥居の傍にあった露天商で足が止まった。
「ナニ?それ、気に入ったンかよ?」
「うん。チョー良くナイ?買っちゃおうかな~。」