極上シークレット
アタシの罵声に、イブキがむっとした顔を持ち上げる。
「意味分かんねー。他の女って誰だよ?んー・・・まぁ、誤解されそーな言動はとってっけど。誓って手は出してねぇぞ!」
「ああ!?どーいうオトボケなのよっ、現に、今、アタシに手ぇ出してんでしょーがっ!!」
「は?」
心底驚いたように目を丸くしたイブキにいたたまれずぎゅっと唇を噛み締める。
イブキにしたら、こんなの手ぇ出してるうちに入んないのかもしれない。
そう思ったら、余計惨めで・・・。
「ちょっと、待て。オマエ、本命・・・ってのは、誰だ?」