極上シークレット


海岸に近い場所に荷物を置いて、改めて周りを見てみる。


やっぱ夏は海!

サイコー!!





「にしても、やっぱミーハーが多いにゃー。」


もともとこのプロモには近隣の海岸を使用するつもりだったんだけど、利用者が多いからってので許可が下りなかったらしい。


ようやく、夏も終わりに近づき、この海岸で許可が下りたんだ。





でも、今をトキメクアイドルの出現に、あっという間に人だかり。

尤も、撮影に邪魔にならないように境界区域は設けてるため近づけないケド。




「しっかし、意外だなー。オトコノコも多いんだ・・・」



「「「・・・天然・・・」」」


ん?


天然ナニガヨ。







「野郎はハルちゃん見てんでしょー?」


「ああ・・・そーいうこと。」



アタシはどうどう胸を張った。





「あたりまえよっ!アタシはイイ女でいるために努力を怠らないんだから!」



兄ぃの隣にいて『妹はショボイ』なんて言わせない。

あのリッカの妹だって自信満々で言えるくらいに頑張ってきたもんね。
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