極上シークレット
「別に俺はそんなコト言ってねえだろっ!」
イブキ、顔赤い。
てか、アタシも赤いだろうけど。
これ、ヤキモチ・・・なのかな。
なんだろ、このこそばゆいカンジ。
ちらっと、秋良ちゃんの視線がアタシに向く。
「てか、反応アリ、か。」
「っ・・・え?え?」
「なんかあった?お二人さん。」
あったようななかったような・・・。
そこで兄ぃの視線がコッチに向いている事に気付いた。
「まるで何もアリマセン!!」
「あった。」
素知らぬ顔で嘯くイブキ。
「なんてコト言うの!!いっそ死んで!!」
「オマエこそ、一々兄貴の顔色伺ってんじゃねーっての!」
「べ、別に伺ってなんか・・・っ」
ないとも言いきれないケド・・・。