極上シークレット
・・・・さすがにバテたー・・・。
肩で息を継ぎながら男達を睨む。
「ねーそろそろ諦めたら?」
「そりゃコッチのセリフだ。そろそろ疲れが見えてきたじゃねーか。」
「お互い様でしょ・・・アンタ等こそヨロヨロしてるくせに。」
「う、うっせぇ!!」
悪態を吐いた男が途端に余裕の笑みを浮かべた。
「っ!?」
腕を掴まれて、振り向くといままでいなかった男達・・・。
「仲間を呼ぶなんて、どこまでもヒキョウな奴等。」
「ふん。何とでも言えよ。これでオシマイだな。」
嘲笑う男達に、奥歯を噛み締める。
あーもうっ、ホントにムカツクわねっ!
余裕たっぷりに向かってきた男にぐっと拳を握りなおした時だ。