極上シークレット


・・・・さすがにバテたー・・・。





肩で息を継ぎながら男達を睨む。



「ねーそろそろ諦めたら?」


「そりゃコッチのセリフだ。そろそろ疲れが見えてきたじゃねーか。」


「お互い様でしょ・・・アンタ等こそヨロヨロしてるくせに。」


「う、うっせぇ!!」




悪態を吐いた男が途端に余裕の笑みを浮かべた。





「っ!?」


腕を掴まれて、振り向くといままでいなかった男達・・・。





「仲間を呼ぶなんて、どこまでもヒキョウな奴等。」


「ふん。何とでも言えよ。これでオシマイだな。」





嘲笑う男達に、奥歯を噛み締める。





あーもうっ、ホントにムカツクわねっ!












余裕たっぷりに向かってきた男にぐっと拳を握りなおした時だ。
< 237 / 312 >

この作品をシェア

pagetop