極上シークレット
イブキがアタシを掴んでいた男を殴り飛ばす。
見たこともないような野生染みたオーラに、胸がキュンと鳴った。
普段は甘っちょろい王子様なくせに、喧嘩も板についてる、とか、反則じゃない?
か・・・・格好、イイ。
かも。
いやいや・・・トキメいてる場合じゃないっつーの。
メンバーの加勢で、勝敗はあっという間についた。
逃げて行くチャラ男達。
「えーとぉ、今のは撮影でーすぅ。新曲もどうぞよろしく♪」
きゃーきゃー騒がしいギャラリーに秋良ちゃんが卒なく笑顔を振りまいていた。
オオウソツキ。