極上シークレット
「オマエ、撮影終わってから今までどこで何して
――――オマエ、誰に殴らせてんだ。」
兄ぃが、説教と共に近づいて、男の顔を見るなり顔を顰めた。
・・・・・・・・やば。
タラリと嫌な汗が滑る。
「オマエの存在丸ごと商品だっつってんだろ。もう少し自覚しろ!」
顎を掴まれたまま男はチラリとアタシに視線を向けた。
「そこの女。」
「あ?」
「そこの女に殴られましたが。何か?」
きゃーっ、
確かに殴りましたヨ?
そらもう、手加減なく。
だからって簡単にゲロんな!!!