極上シークレット

諸に背中に衝撃を食らったイブキは変な声を上げて、前につんのめった。





背中を摩りながら振り返って、厳めしい顔を驚愕に変えた。



「てか、何でオマエがこんなトコロに現れんだヨ？」


「アンタが喧嘩する前に引き摺り戻せって兄ぃの命令よ！！」



「オマエ、リッカに顎で使われてんじゃねーって・・・・てか、迎えはともかくなんで俺に蹴りを食らわせてんだよ！！」



「しかたないでしょーが！立場上、アンタに殴らせるワケにはいかないんだから！！それにしても・・・・」







アタシはサムイボの立った腕を摩った。









「なんなのこの一昔前の番長の決闘みたいノリ。アンタよくも付き合ってられるわね。ハズイわ。」


「う、うっせぇな！俺だってハズイわ！！だけどコイツ、そーいうキャラなんだからしゃーねーだろが！」





相手を指さしイブキが吠えた。