極上シークレット
「ちょ・・・待ち―――」
慌ててイブキを取り押さえようとして
がしっ!
「やーだなっ。喧嘩なんてするわけないじゃーん。俺達トモダチ★な、ブラザー。」
ヒョーガが得意の人懐っこい笑顔でイブキの肩を組んで笑った。
イブキが口元を引きつらせる。
「オマエ・・・プライドってもんはねぇのかヨ。んなんだからいつまでたってもリッカ超えらんねーんだよ。腰ぬけ。」
「プライド張って一番肝心なトコ逃したってしゃーねぇじゃん。つか、仕事使ってヒトのデートじゃまするよーなちっちぇ男にいわれたかねーし。」
「アァ!?んな前のコトまだ根に持ってるオマエのが絶対ちっちぇえだろが!!」
「ともかくハルにバレた以上、オマエを苛めるのはナシ!You see?」
「誰が誰にイジメられるってんだヨ!?てか、呼び捨てにすんな。」
「ザンネン。俺達マブダチだもーん。今は、ね。誰かさんとは付き合いの長さが違う。」