極上シークレット

アタシは二人を見比べた。




「へー似てナイわね。」



その言葉に応えたのは弟クン。


嘲弄のような挑発のような笑みで口端を上げ・・・・。





「そりゃ、そうだろうね。血は繋がってないから。」





つまり連れ子とか、養子とか・・・?








アタシは景気よく弟クンの背中を叩いた。




「あそ!ヨカッタじゃない。コイツと同じ血だったら、アンタ大魔王決定だし!」


「・・・・。」




「てめーは、常に俺に喧嘩売らなきゃ気が済まねぇのかヨ!」





「アァ?アンタみたいのが二人もいちゃ世界はダークワールドよ!」
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