極上シークレット

いつもの言い合いに、内心ちょっとほっとした。




二人の間には何かピリピリしたものが漂っていて、ユマのハラハラした顔を見ても、きっとなんか確執があるんだ。





それでとっさに茶化してみたけど・・・・。





「あ、えっと、同窓会!始まっちゃうよ。イブキ君も一緒に行こうか!」





タイミングを読んでそう叫んだユマに、ナイス!


・・・・って言うべき?





「ん、あー・・・、やっぱ俺、同窓会は・・・・」



「え?何で?せっかく来たんでしょ?みんな楽しみにしてるよ?」






言い合う二人の姿に何故か胸の奥がざわつく。
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