極上シークレット
「兄ぃ。ソイツ、さっき三軒向こうの部屋でアイドルっぽいオンナの乳揉んでチューしてた。」
「げっ!このクソ女ッ。なんのために口止めしたと思って・・・」
「イブキ・・・」
クソ野郎の呟きがドスの効いた声に遮られる。
「あれほど自粛しろっつったのに、まだやってんのか、オマエはっ。いい加減にしろ!!」
「あーもーうっせぇっ!アンタは俺のオカンかっ。顔に似合わんお節介野郎がっ。ちなみにシスコンもにあわねぇし、うぜーんだよっ!!」
「てめ、俺に逆切れたぁイイ度胸じゃねーかよっ。死ネッ!」
「「わーっ、リッちゃん落ちついてぇーっ」」
「・・・・」
暴れる兄ぃを三人が止める。
イブキッてクソ野郎に至っては、言い捨て気味で身を翻したが、兄ぃに掴まれ逃げらんない状態。
「にゃろう・・・クソ女。覚えとけよ」
すったもんだの激戦区でヤツが忌々しげに呟いた。
ふははは。
イイ気味。