極上シークレット

そんじゃ、と言ってカザミと別れて、アタシは一人で駅へと向かった。






はぁ・・・イブキ連れ帰らなかったら兄ぃにどやされるじゃん。



行ってくればって言ったのはアタシだけど。



どーすんのよ。






そんなことを思いつつ、頭の中にイブキとユマの姿が浮かんだ。






・・・あの二人、今頃仲良くやってるのかな。



すると胸の奥がもやもやと嫌なモノが立ちこめた。







イブキが素で女の子と話すのなんて見たコトない。


きっとユマはイブキにとって今でも特別な存在なんだろーな。
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