極上シークレット

アタシは埒の明かない社長を諦め、みんなに訴えた。





「どーいうこと!?意味わかんない。誰かこのオッサンの暴走止めて!!てか、この状況説明して!」




大体、話の始まりはアタシとイブキが付き合ってるか、どうかだったんだよね?


それが何故に、アタシの芸能界入りとかになっちゃってんの!?


助けて、兄ぃ~!!!





アタシの訴えに、兄ぃはこともなげに説明しだした。




「オマエ、俺がこの世界入ったばっかのコト覚えてっだろ?」



「・・・う、うん?」





「今をトキメクシーズンの織部伊吹の恋人なんて肩書背負ったら、ヤッカミなんざあの時の比じゃねーぞ。」







確かに、怖いわ。




だけど





「ソコキッチリ否定すれば、何の問題もないじゃない!」


事実、コイビトなんかじゃないでしょーが!!
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