極上シークレット

「火のナイところに大火事が発生すんのが、この世界なんだヨ。現状でどーいう形にしろオマエの存在が公に晒されんのも時間の問題ってか・・・。」




そこでふうっと溜息を吐いた兄ぃの代わりに秋良ちゃんが続けた。





「発表されるなら、一番ベストな状態を選ぶベキ♪イブキの最愛、事務所の加護も効いてる・・・となれば身の危険にさらされる確率は格段に減ると思うよ?」






い・・・イブキの最愛って・・・




チラッとイブキを見るケド、イブキは否定も肯定もない。







「で、でも・・・だからって、何だってアタシが芸能人しなきゃいけないの?」
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