極上シークレット

悪あがきにそう言うと、援護射撃みたいに双子達が加わった。




「・・・イブキの恋人が一般人なら、普通の女の子は『何であの子なの!?』ってぇ思うと思う・・・」



「そうそ♪その点、お互い芸能人って、ファンにしてみたらドラマかなんかの世界?のような感覚もつトコあるし。」



「一般人にしたら芸能人って雲の上の存在ってぇーか。」




・・・なんとなく、分からんでもないけど・・・




兄ぃがいつになくマジメな顔でアタシの顔を覗く。






「夏が終わってオマエが日常に戻ったとして、離れてたら俺はどうしてやることもできねぇ。だったら、ちょっと道は険しくなっても傍にいてくれた方が俺はイイ。守ってやれっだろ?」
< 304 / 312 >

この作品をシェア

pagetop