極上シークレット
職員室へ向かうアタシにイブキもついてくる。
別についてこんでもいいのに。
てか、アンタがいる方が余計目立つんだけど。
イブキって意外と心配性なのかもね。
「あ。イブキ君。」
職員室へ行く途中でかけられた声に振り向く。
目の前まで来た男の子は、ちっちゃ。
アタシよか背が低い。
ニコニコと人のよさそうな笑顔を浮かべているケド、
眼鏡かけてて地味~なカンジ。
マンガに出てくる委員長タイプての?
誰かの兄弟かな。
イブキがその男の子をアタシに紹介してくれた。
「彼、和田 舜クン。前のドラマで共演したんだ。」
・・・役者なんだ。
地味委員長やるじゃん。