極上シークレット
立ち去る委員長を笑顔で見送ったイブキが、消えた途端に不機嫌そうに顔を顰めた。
「あんな奴に頼るなよ?」
「は?アンタがヨロシクっつってたんじゃん。」
「ああ言う場合は言うしかねぇだろ。一々、ああいう戯言を真に受けてんなっての。ともかく誰にも気ぃ許すな。特に男!」
くそ・・・またアタシに命令?
ムカツク俺様男。
腹が立つので反抗してやる。
「ふーん?ひょっとして妬いてんの?」
「・・・オマエってホントムカツク女だよな・・・」
忌々しげにそう吐き捨てて
イブキはいきなりアタシの腕を掴んだ。