極上シークレット

「安心しろ馬子。俺だって馬を襲う趣味はねぇよ。後ろ脚で蹴られて死ぬ予定もな。」



「その罵詈雑言と四六時中いるのがヤなのよっ!精神衰弱するってぇの!!」



「衰弱ってタマかよっ!コッチこそオマエの罵倒マシンガンでハチの巣だっつーの!!」



「超合金みたいな性格しやがって、何がハチの巣よ!」



互いに一歩も引かずやり合ってると、後ろからむぎゅーっと抱きつかれた。



「兄ぃ・・・・」





「はいはい。じゃれあうのはそんくらいにしてウチ入ンぞ。」




「だからヤダって言ってんでしょっ!」



「しゃーねぇじゃん。オマエを余所に泊めるとか、俺の選択肢にゃねぇ。波瑠と生活すんの久々で、兄ちゃんすんげータノシミにしてたんだケド?」




昔の・・・悪さしてる時にみたやんちゃ小僧っぽい笑みに迂闊にも顔が赤くなる。



バカ。クソ兄貴!!



・・・ンな至近距離でドキドキするじゃんっ。









((((ぐあ~出たよ、リッカのシスコン発言―っ))))







みんな口に出さない分、羞恥にもんどりうっている。



や、アタシもかなり小ッ恥ずかしいけどさ。
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