極上シークレット
「んなワケないでしょっ!!大体兄ぃにはちゃんと彼女いるし!!」
「あ、知ってたんだ?」
「知ってるっつーの!つか、彼女、アタシの先輩だしっ!!すっげーイイ女だかんね!!」
「ハルってホントトーコのコト好きだよなぁ。トーコもオマエのコトダイスキッ子だし?・・・兄ちゃんチョイ妬く・・・」
拗ねる兄ぃに胸を張るアタシ。
「ふんっ!兄ぃなんか入り込む余地ないほどアタシ達は相思相愛なのよっ!!」
冬の子と書いてトーコさん。
すごい美人。
そのくせ、サバサバしてて強くって、アタシの憧れの人。
兄ぃが付き合う前から知り合いで、アタシの方が付き合い長いし深いの。
冬子さんはアタシをすっごく可愛がってくれて、アタシはそんな冬子さんがダイスキだった。
兄ぃと付き合う事になったって知った時はそりゃ驚いたけど、お似合いの二人だったし、ダイスキな二人だったし、祝福したんだ。
アタシが地元を離れて、冬子さんも大学生だし、兄ぃも家にいないしで会う機会はめっきり減っちゃったけど、未だに連絡は取り合ってるしね!