極上シークレット
・・・ちょ
・・・イブキ?
なんでこのタイミングでキスですか!?
てか、
ファーストキスに続いてセカンドキスまで奪われた!
ムカツク!!・・・のに、
なんでドキドキしてんの、アタシ。
放心状態で見詰めていると、イブキが意地悪く笑った。
いや、目が全然笑ってませんけど。
「口止め料。」
「・・・は?口止め・・・て何の?」
「リッカに今日の・・・元カノのコト言うなよ?言ったらもっとヒドイお仕置きすっからな。」
最後に凄むように言って、イブキはさっさと身を翻した。
バスルームに消えるその後ろ姿に、沸いていた体温、急冷却。
・・・・口止め料て・・・・・
アタシ、既に兄ぃにしゃべっちゃったんデスケド・・・。