極上シークレット
「あの子誰ですかぁー?」
イブキの服の裾を引っ張って尋ねる。
イラッ。
目の前にアタシがいるんだからアタシに聞けばいいのに。
「ああ・・・夏の間だけ臨時の付き人さん。」
「えー?付き人!?」
驚いたような声音だけど、付き人と知った途端、マリンの目は明らかに見下すようなものに変わった。
「えー?あんな格好で付き人とかジョーシキなぁーい。あんなんでマトモに仕事できるんですかぁ?」
今日のアタシ?
ミニスカにキャミデスケド何か?
言っとくけど、運動不足のどこぞのバカアイドルよか、アタシのが断然使えンだからねっ。