極上シークレット
「こんなんスキンシップ・・・なんだろ?」
固まるアタシを知っていて、イブキがからかうように笑う。
ち、近いっ。
耳元でしゃべんな!!
囁くような声はいつもより低くて、ドキドキする。
そりゃ昔は抱きつきコアラみたいに、なんの気構えもなく兄ぃに飛びついたりしてたけどさ。
でもそんなん本当にガキん時の話で、アタシ、カレシ居ない歴、生きてる年数のヒトなんですけど!?
びくっと身体が跳ねる。
イブキの唇が滑るようにアタシの首筋を伝って行く。
「なぁ、アンタ等のスキンシップッてどこまで?こんなこともするワケ?」
「す、するわけ、ナイでしょっ!!・・・ちょ、ヤダッ」
チロッと肌を舐められて、ぞくっと震える。
居ても経ってもいられないような甘い刺激。
こんなのアタシ、知らない。