極上シークレット
「ちょっと待ちなさいよーっ。男なら手伝う場面でしょっ!?」
「アホか。そりゃフツーのか弱い女の子限定だ。ま、扉くらい開けてやっから、さっさと運べば?馬子。」
「この軟弱野郎~っ!」
ムカついたが、イブキがドアを押しあけて早くしろっと目で促すから、アタシは慌てて段ボールを拾い上げ、中へ飛び込んだ。
でも、まさか、こんなやり取りを見られてるなんて夢にも思わなくて。
コレが後でトンデモナイ事件を引き起こすんだ。