極上シークレット

「ちょっと待ちなさいよーっ。男なら手伝う場面でしょっ!?」



「アホか。そりゃフツーのか弱い女の子限定だ。ま、扉くらい開けてやっから、さっさと運べば?馬子。」


「この軟弱野郎~っ!」






ムカついたが、イブキがドアを押しあけて早くしろっと目で促すから、アタシは慌てて段ボールを拾い上げ、中へ飛び込んだ。














でも、まさか、こんなやり取りを見られてるなんて夢にも思わなくて。



コレが後でトンデモナイ事件を引き起こすんだ。

< 98 / 312 >

この作品をシェア

pagetop