愛という裏切り
取引先の重役を接待して
その帰り
無性に情けなくなった
成績上げるのに必死で、大事にしてたはずの彼女はいつのまにか離れていって、手元には仕事しか残ってなくて
煙草ふかしながら自販機に200円いれて、コーヒーのボタンを押そうとしたところに
いきなり細い腕が伸びてきた。
その細い腕は当たり前のように取り出し口からオレンジジュースを取り出した。
そしてそいつは、
俺に向かって一言
「これ開けて?」
そう言った。