君 距 離 〜キミキョリ〜



1人で帰る帰り道は、いつになく切なく、静かだった。

何よりも寂しかった。

でも、もう戻れない。

自業自得だ。

雲が無く、真っ青な空が涙を誘った。


「加奈」


名前を呼ばれたので振り向いた。


「一樹…」


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