『若恋』榊の恋【完】
自分の理性の箍が外れていって、痛がるひかるちゃんを壊したい、汚したいという気持ちが凌駕する。
「ひかる」
「…わたし、…榊さんが……ほしいの」
甘い声に切なさが混じる。
欲しいと言ってくれる愛するひとがいる。
「痛くても…平気、だから」
ズン
胸に刺さる。
ひかるちゃんの内で自分を抑えられなくなるぐらいだ。
引き抜いてひかるちゃんを楽にしてやればいいのにそれもできない。
「―――ひかる」
「だめ、やめないで。…抜いたりしないで…」
震える声で懇願する。
痛くてもそれは必ずすべての女性が耐える道だからと言う。
「だから、…お願い…」
「ひかる!」