『若恋』榊の恋【完】



柔らかい身体に刻みつけるのは、証。

自分だけのものだとの証。



「愛してます」





最後までひかるを抱きつづけて、ひかるの瞳に涙が浮かぶまで愛を捧げる。


「俺の…ひかる」

「さか、きさんっ」


しがみついてくる腕を首に回させ、


「……っ、」



ぴくん。

反応し、小さく甘い声を上げたひかるの内で。







幸せを得た。









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