Gleam -ドリームキャスト!-
「カズアはエイミーと付き合ってるの・・・」

「そんな・・・そんなこと今は関係ないだろ?」

バルトは声を荒げた。

「あんたが来なかったら闇王は きっとあんたのいるここを破壊する!
 他のだれかじゃ間に合わない!」

二十秒近くは待っただろうか沈黙が落ちたが、それでも何も言わない勇者の息子は、正義感の強いバルトにとって卑怯者に見えた。

自分が危険から逃げているだけだ。



< 12 / 186 >

この作品をシェア

pagetop