Gleam -ドリームキャスト!-
「嘘・・・あたしなんかより、エリサが生き残った方が・・・」

「そんなこと考えるわけない。
 ただ純粋に、見捨てられなかった、目の前で起こったことが許せなかったんだろ・・・」

最後まで手を離さないで欲しい。
その意味をなぜ分かってやれなかったのか。あんなに傍にいたのに。

考えれば考えるほどエリサでいっぱいになる。

「今の状況で、あいつがこうしないわけなかった・・・分かってたはずだったのに!」

バルトがどんと地面を殴る。
重い音がして、土がえぐれる。

「くそっ・・・約束したのに・・・。
 絶対守るって・・・約束したのにっ・・・俺はっ!
 もっと俺に力があれば・・・カズアもユナも、エリサも・・・誰も死なずにすんだんだっ!」

「バルトッ!」

カズアの声で、一瞬止まる。バルトは下を向いたままだった。
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