Gleam -ドリームキャスト!-
「カズア・・・?」

「料理、洗濯、掃除・・・なんにもできない不器用で、ただ騒がしいだけのおてんば女」

彼から目が離せなかった。

「でもいつも俺に元気をくれた。
 たまに見せる涙をすくってやりたいような・・・。
 お前が一度死んで、エリサが叶えてくれた・・・俺の本当の想いだ・・・」

水のせせらぎを聞きながら、しかしそれはユナが落ち着くのに十分な時間ではなかった。
全然寒くないのに震えてる。

カズアがこっちを見る。
もう笑っていない。

「ユナ、こっちに来い」

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