Gleam -ドリームキャスト!-


   *      *      *     *



エリサ、どうやらお前の望みは叶いそうだよ。

バルトは二人がいなくなったことに気付き、悪いとは思いながらもこっそり後をつけ、全てを見ていた。
ユナがカズアの腕に包まれるところまで見届けると、テントに向かって歩き始めた。

「でもエリサ・・・」

ぎゅっと右手で胸を握る。

「俺の、この胸の痛みはどうすればいい?
 俺は・・・後悔しかないよ・・・。
 お前を守ってやれないで・・・ユナの言う、幸せにはなれそうもないんだ・・・」

呟きながらテントまで戻ってきた。
< 145 / 186 >

この作品をシェア

pagetop