Gleam -ドリームキャスト!-
なんでもない小話をするかのような闇王に、ユナが食ってかかった。

「じゃあ・・・お前がエリサを・・・!」

そんなユナを見て、闇王はふと表情を固めた。

「小娘、貴様は女神の力を持っていないな」

「だからなによっ! そんなの関係ないじゃない!」

「くくく・・・エリサとは本当に馬鹿な娘だな・・・。
 こやつの為に死んだとは・・・」

全身に電気の走ったような鋭い怒りが駆け巡った。

闇王は高らかに笑ったが、三人が何か行動を起こす前に、突然真顔になったと思うと次の言葉を紡いだ。


「皮肉なものだ、こんな近くにくるまで愛娘に気付けないとは・・・」

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