Gleam -ドリームキャスト!-
闇王はすっと右手をあげた。

その空間がぐにゃりと歪んだと思うと、ブラックホールのようなものができ、そこからあの時の闇の刺客が現れた。

「キル。私はこやつらをひざまずかせたいのだよ」

「はい」

と、キルは鎌をぎらりと光らせた。

「あいつは・・・っ!」

「あっ、バルトッ!」

ぎりっと歯を食いしばってバルトはキルのところへ駆け出した。

バルトは一瞬でキルの背後に回ったが、ドラゴンファングを突き出す間に距離をとられ、逆にその鎌をまともにくらってしまう。
鮮やかな血が噴き出す、よろけたバルトを目掛けてキルは飛びかかってきた。
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