Gleam -ドリームキャスト!-
「ほほう・・・ここまで来て仲間割れとは、面白いではないか」

尻目にされた闇王は余興を見るかのようにし、まだどっしり座ったままだ。

ユナはバルトの後ろに立ったまま、胸に手をあてて事の成り行きを見守っていた。
乱暴といえば語弊があるかもしれないが、人に手を上げるカズアを見るのは初めてだった。

「しっかりしろよ、お前がそんなんじゃエリサだって・・・」

「じゃあ一体どうしろって言うんだよ! こいつを倒すために今まで旅してきたんだろ!?
 エリサもそれを望んでる!」

「あいつはお前がとった行動なんて望んでねえよ」

「・・・? 俺が?」

バルトは不思議そうに眉をひそめた。

カズアはゆっくりと身をかがめると、バルトに優しく手を差し伸べた。
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