Gleam -ドリームキャスト!-
それから何分経っただろうか。

戦いは完全に勇者パーティが不利だった。
闇王はどこか余裕を見せながら二人を相手にしていた。

ユナは、ずっと動かなかった。

ああは言ったものの、実際に父に剣を向けるのには抵抗があった。
父親らしいことは何一つされていないが、そればかりか残酷な言動しか思い当たらないが・・・それでも、血を分けた父親なのだと頭からこびりついて離れない。

凄まじい爆発音が聞こえた。

「ユナ、共にいこう!
 一緒に世界を支配するのだ!」

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