Gleam -ドリームキャスト!-
カズアはユナの肩に手をかけると、バルトに向かって微笑んだ。

「バルト・・・本当にありがとな。
 俺、旅に出てよかったと思ってる。
 村にいたら絶対分からなかったこと・・・お前が連れ出してくれたおかげだ」

バルトは優しげに白い歯を見せた。

「・・・おうっ!
 俺だって、お前らと一緒でよかったよ」

「あたし・・・バルトのおかげで二人についていけた・・・」

ユナとバルトは握手を交わす。


バルトはそのまま右手を上げて、門の中へ消えていった。
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