Gleam -ドリームキャスト!-
十メートルほど離れている樫の木が大きく揺れたかと思うと、
空から少女が舞い降り、華麗に着地する。

防御力を考え、ブリガンダインの上にプレートメイルを着込むのが彼女のスタイルだったが、それを全く感じさせない軽やかな動きだ。
胸まで伸ばした銀色の長い髪は、緑の風にキラキラ輝きながらなびいていた。

「ユナ! お前、なんで・・・!」

「あ、カズア!」

ユナの後を追って魔物ゴブリンとコカトリスが二匹ずつ落ちてきた。

「お前・・・なんでここにいるんだよ!」

「そんなの後で話すよぉ!」

< 24 / 186 >

この作品をシェア

pagetop