Gleam -ドリームキャスト!-
「だって・・・あたしどうしてもカズアの力になりたくて!
 ねえ、見たでしょ? あたしちゃんと戦えるよ。だから・・・あたしも連れてって・・・」

「そんなこと言っても・・・」

カズアは腰に手を当て、困った表情を見せた。

ユナは一途というか意志が強いというか、わがままというか、一度言い出したら聞かないことをカズアはよく知っている。

どう言えばおとなしくしていてくれるか迷っていると、バルトが微笑みかけてきた。

「俺はいいと思うぜ。その心意気に感動した」

「バルト」
 
ユナは回復アイテムみかんをぎゅっと抱きしめた。

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