Gleam -ドリームキャスト!-
バルトは攻撃されたことに腹を立て
「なにすんだよッ」
と、少女に詰め寄る。びくっと身を縮めたのが分かった。
そうしてもうひとつ分かったのが、彼女がとても傷付いていること。手の下にある雪は血で染まっているところもあった。
タートルネックの長袖ワンピースは厚手だが、膝丈でブーツとの間に覗く肌も、戦闘の怪我か凍傷か赤く腫れている。
「・・・お前、どんだけひどい怪我なんだよ!」
「え・・・?」
おれは、この人を攻撃したのに・・・この人はおれを気遣うの?
そこにカズアとユナも来た。
雪道は走り慣れていないので息を切らしている。
そしてようやく二人は、年端もいかない少女が雪原に一人きりでいることを理解した。
「なんでこんなところに一人でいるんだ?」
「だって、おれは・・・勇者の娘だから!」
「えっ、うそ? ってことは・・・」
突然飛び出した言葉に三人は耳を疑った。
こんなところで勇者の子孫に会えるなんて!
ユナは無意識に少女の瞳を確認した。透き通った綺麗な菫色をしている。
「なにすんだよッ」
と、少女に詰め寄る。びくっと身を縮めたのが分かった。
そうしてもうひとつ分かったのが、彼女がとても傷付いていること。手の下にある雪は血で染まっているところもあった。
タートルネックの長袖ワンピースは厚手だが、膝丈でブーツとの間に覗く肌も、戦闘の怪我か凍傷か赤く腫れている。
「・・・お前、どんだけひどい怪我なんだよ!」
「え・・・?」
おれは、この人を攻撃したのに・・・この人はおれを気遣うの?
そこにカズアとユナも来た。
雪道は走り慣れていないので息を切らしている。
そしてようやく二人は、年端もいかない少女が雪原に一人きりでいることを理解した。
「なんでこんなところに一人でいるんだ?」
「だって、おれは・・・勇者の娘だから!」
「えっ、うそ? ってことは・・・」
突然飛び出した言葉に三人は耳を疑った。
こんなところで勇者の子孫に会えるなんて!
ユナは無意識に少女の瞳を確認した。透き通った綺麗な菫色をしている。