Gleam -ドリームキャスト!-
さっきまでズキズキしていた心臓が、いまはドキドキに変わっている。

ユナはカズアの表情を確認する。
いつも通りの顔だったが、甘く見られてか気遣われてか、力を認めてもらえなかったいままでとは違う気がした。

カズアは、納得いっていないようなエリサを尻目に、再び女神を向き声をかけた。

すると女神は意外にも素直に安堵の表情を見せた。

「ふふ・・・。
 わたくしは別にお説教をしたのではないわ。ユナの身を案じたのよ」

「まあ・・・そうだな」

バルトも笑う。
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