Gleam -ドリームキャスト!-
くすりと笑うエイミーの傍で、ユナは逆手で指を組み、その間から空を眺める。
今回はグーが勝ちと出てる、この勝負もらった!

「どっちがやるの?」

 ま、どっちが挑戦しても、あたしの勝ちだけどね!

「俺はいい・・・」

「なにーカズアは弱虫だねえ?
 じゃあいっくよー。じゃーんけーん・・・」



まさにこぶしを握ろうとしたときだった。

「あ、ちょっとお前ら!」

まったく突然の呼びかけにユナはうなだれた。
このときはまだ予想していなかったのだ。
ただ楽しい時間が邪魔されたと、幼く考えていた。

「えぇ・・・? なによぉ・・・」

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