迷路の扉


ガチャン


「お父さん…」

何日ぶりか分からないが久々にお父さんが帰ってきた

「どけ。何突っ立ってるんだ邪魔だ。消えろ。」

「すみません、お休みなさい」


消えろ…か。そうだよね。
あたしは邪魔な存在なんだよね。愛されてない。お父さんにも。お母さんにも。

…シャワー浴びよ。


シャワーを浴びているとお父さんがドアを叩いてきた。

「何している!?俺が入るんだ!早く出ろ!」

あ…あたし震えてる…。

「すみません」

ドアを出ると、お父さんが立っていた。

次の瞬間。あたしは倒れていた。お父さんに殴られたんだ。

「何でお前はいらつくことしかしないんだ!要らねぇんだよ!お前みたいな娘!」

知ってるよ。分かってる。

「なら…殺してよ」

小さい声でつぶやいた。けどお父さんに聞こえたみたい。

あたしはお腹を蹴られた。
わたしは動く事が出来なくなるくらいまで殴られ蹴られた。

「お父さん!?」

お姉ちゃん…。


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